本記事のめあて
業務アプリケーションや組込み機器関連の仕事をするためC#に関する役立つ本を紹介しています。本記事の作者は半導体業界の生産技術者として出荷試験で利用する製造装置の制御プログラム開発やデータ分析を業務としてまりました。
C#を学習した経緯は以下。
業務で時短のためにグラフや解析を自動で行うC#のスタンドアロンアプリケーションを自前で開発する必要があった。
→そもそも大学の授業でかるくC言語を習った程度で全くプログラミング言語のことが分からない。
→会社でC#を教えてくれる人がいないので自己学習することに
→とりあえず動画をみてコードを書くやり方が好きではないので、紙の参考書と復習用にWebの問題で文法やオブジェクト指向を学習
→1年くらいでコンソールアプリやWindows Formなら作れるようになった
→その後WPFやデザインパターンなどの応用を学び続けている。
超入門
本
確かな力が身につくC#「超」
入門初めてプログラミングに挑戦する初心者を対象に、C#言語の基礎からゲームを想定したコンソールアプリケーションの作り方を優しく解説している。
本屋で30ページぐらい立ち読みして内容がすっと頭に入ってきたので購入しました。
開発環境のインストールから始まるので、初心者でも安心して学習を開始することが可能。プログラミングの教科書として、最初に読む一冊としておすすめです。
この本を読み進めることで、「C#の文法」→「オブジェクト指向」→「Windowsアプリケーション」という流れでWindowsアプリケーションを作るために必要な技術や知識が段階的に身につくような構成になっています。
私は一か月ほどかけて3週しプログラミングの全体像とC#の基礎を叩き込みました。この本が理解できれば最低限の文法基礎が習得できます。
Visual Studioパーフェクトガイド
visual studio codeやC#の文法を主体にした本は多いですが、visual studioの機能自体をメインにした本はこれしかないと思います。
私の場合は数年Visual studioを使ってこの本を読んだのでまだ知らない機能があるのだと認識するのに役立ちました。
内容
Visual studioのインストール
エディタの操作
webサイト
一週間で身につくC#言語の基本
おさえておきたいプログラミングの基本
https://csharp.sevendays-study.com/
北ソフト工房
C# 練習問題
http://kitako.tokyo/lib/CsExercise.aspx
上記2つのサイトは基礎的な文法の例題が豊富ですので「確かな力が身につくC#」で学習した内容の復習になります。実際に自分でソースコードを書いてみるとこれどうやって書くんだっけと迷うところが出てくるので良い練習になります。これらサイトの例題集は似たような部分もあるので、人によってはどちらか一方でも良いかもしれません。時間がある方は両方やると文法の型が身に付きやすいです。
プログラミングとゲームの杜
初心者のためのプログラミング入門 & ゲームプログラムの作り方入門
http://www.greenowl5.com/gprogram/vcs/visualCsharp361.html
ゲーム系のものが多いが、身に着けた文法でどのようにWindows Formsアプリケーション実現するかの練習になります。すべての例題をやる必要はないが算数ドリルの部分が構想した自動化ツールのGUIに似ていたため参考にしました。
入門-中級
本
独習C#
C#の基礎的な文法から中級者に必要な内容まで網羅されています。非常に内容豊富な参考書です。
これを購入したののは、自動化アプリケーションに必要な知識は身に着けたもののやはりコードについて分からなくなることがあったので手元に辞書的な参考書が一つあると便利だったからです。多くの人がググるということをしますがネット上には嘘情報もあるので独習C#のような辞書があればすぐに必要な答えにたどり着きます。
実戦で役立つc#プログラミングのイディオム/定石&パターン
配列やコレクションを扱う際にforやforeachではなくLINQ機能を使うと便利です。初めてLINQを学習する人向けです。
良くないところ
章立てがPartやChapterが混在してたり全体的に分かりにくい文章になっている。